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想定外の出費の多くを占めるのがプラン確定後に発生する工事内容の追加・変更に伴う費用。解体しないとわからない補強工事もあります。
工事内容の追加及び変更費用
どんなときに発生するの?
→ 設備を高いものに変えたり設計を変更したとき
追加費用が発生するケースとして熊谷さんは「契約後にショールームなどで設備機器を見て、契約したものよりもっといいものが欲しくなったとき」と言います。今回のアンケートにもそうした人が目立ちました(下記体験者の声参照)。また、「工事後、リフォームした部分としない部分との釣り合いが悪いと感じられるときに、追加でリフォームしたいと思われる方が多いようです」と指摘。とくにその境目のところを気にする人が多いと言います。
どんなことに注意すればいいの?
→ 変更の必要がないように事前にチェックしておく
追加費用を抑えるコツとして熊谷さんは「自分にとって本当にその機器が必要かよく考えてみましょう」とアドバイスします。「自分が必要なのは機能なのかデザインなのか。それを見極めたうえで、変更するかどうか決めるといいのでは」と言う。また、設計変更をしないためには「完成予想図のパースを描いてもらって、とくに既存部分との境目などは説明を聞き逃さないようにしましょう」と注意を促します。
見積もりには記載されないの?
→ 明記されていないものが追加になるので要注意
追加・変更工事というのは、契約時の見積もりに入っていないもののこと。「事前説明の聞き逃しが原因で、見積もりに入っていると思っていたのに入っていなかったというケースもありますから、工事の範囲や、部材の材質などはしっかり聞いておきましょう」(熊谷さん)
体験者の声
みんなの
「想定外の出費」データ
[工事内容の追加・変更費用編]
■どれくらいの人が
体験してるの
61.7%が体験
■どれくらい
お金がかかってるの?
平均84.2万円
引き戸を開き戸と言い間違えて変更したら+10万円
(当初の契約金額約300万円)
木枠ができた瞬間、あれ?と思ったんです。「開き戸と聞いてます」というんであわてて変更してもらいました。(東京都・女性・39歳)
一新した内装と釣り合わずドアも交換して+10万円
(当初の契約金額236万円)
内装がきれいになったら、既存のものでいいと思っていたドアの古さが目立って。ドア3枚を交換しました。(福岡県・女性・50歳)
ワンランク上の内装、設備に変更して+300万円
(当初の契約金額1000万円)
リビングに腰板を加えたり、壁紙をワンランク上のものに変えました。洗面台、キッチン、トイレなどもカタログを見て、最新機器が欲しくなり次々に変更してしまいました。(山形県・男性・61歳)
子供部屋に変更するため和室の障子を丈夫な建具にし+45万円
(当初の契約金額420万円)
和室のつもりが急遽、子供部屋に予定変更したのがその理由です。それに伴って子供の収納も追加しましたし。(東京都・女性・年齢不明)
1階だけの予定が2階もリフォームして+165万円
(当初の契約金額1134万円)
1階の工事が進むにつれ、2階の間取りや内装、雨戸の不具合が気になり始めて。すごい勢いで追加工事を決めましたが、いまではしておいてよかった、と思っています。(大阪府・男性・46歳)
気に入った製品が発売されてランクアップし+20万円
(当初の契約金額300万円)
発売されたばかりの人造大理石浴槽に変更して10万円、そのための浴室の床補強に10万円かかりました。(兵庫県・男性・37歳)
補強工事費用
どんなときに発生するの?
→ 土台や柱の劣化が進んで耐震性に問題があるとき
補強工事は土台や柱が劣化して、そのままでは耐震性や耐久性に問題があるときに行います。石原さんは、「床や壁を剥がしてみないとわからないのが内部の劣化。とくに水まわりの土台や柱が湿気やシロアリの被害をうけていることが多いんです」と言います。外から見えないところだけに、劣化が進んでいても気づかないことが多いのです。補強工事は傷んだ木材を取り替え、さらに補強金物を用いて接合部を強化する、といった工事が行われます。
どんなことに注意すればいいの?
→ 事前にはわからないので予算には余裕を持って
内部の劣化については「築年数などから推測できる担当者もいます。ある程度、費用の見当をつけてくれる場合もありますので、質問することが大切。しかし正確にはわからないものです」と石原さん。とくに浴室など水まわりをリフォームするときは、余裕を持って資金を用意しておくほうが無難です。
見積もりには記載されないの?
→ 精密な耐震診断をして見積もりに入れる場合も
補強工事は事前に正確な費用を出すことがむずかしく、一般に見積もりには記載されないことが多いのです。しかし水まわりの床の傷み具合などがある程度見当がつく場合は、費用の目安を教えてくれます。また、耐震補強を目的に精密な耐震診断を行った場合は、補強費用を見積もりに記載するケースがあります。
こんな費用にも注意 別途工事費用
どんなときに発生するの?
→ ガス工事のように専門の会社に依頼するときなど
別途工事というのは、本来、見積もりに含まれない工事のこと。例えばガス工事は専門の工事会社に依頼するため通常、別途となります。また屋外給排水工事も別途になることが多いようです。会社によって別途の扱いは少しずつ異なるようで、照明器具やカーテンレールが別途になることもあります。
どんなことに注意すればいいの?
→ あらかじめ費用を聞いて予算に含めておく
水道管を太くする必要があるときは、道路から引き直しになり、かなり高くつくことがあります。またガス工事も配管の距離によっては高くつきます。別途工事は必ず必要な工事が多いので、あらかじめ予算に含めておくべきでしょう。
見積もりには記載されないの?
→ 記載されないので、別に見積もりをとろう
別途工事は見積書に何と何が別途になります、と付記されていることが多いもの。できればそれぞれについてリフォームプランと一緒に見積もりをとっておきましょう。
体験者の声
みんなの
「想定外の出費」データ
[補強工事費用編]
■どれくらいの人が
体験してるの
20.5%が体験
■どれくらい
お金がかかってるの?
平均26.1万円
腐食した柱の交換とシロアリの駆除をして+65万円
(当初の契約金額730万円)
ベランダと外壁のつなぎめから雨漏りしていたようです。せっかく補強したので長持ちするようシロアリ駆除も。(奈良県・女性・48歳)
壁の内部がシロアリの被害にあっていたので+30万円
(当初の契約金額413万円)
玄関ドアの交換の際、壁の内部が一部シロアリの被害のためボロボロで、内部までやりかえることになりました。(福岡県・女性・33歳)
トイレが一部腐っていて構造を補強し+30万円
(当初の契約金額160万円)
1階のトイレの土台などが腐っていることがわかり、床の補強をしました。まったくの予定外でした。(千葉県・女性・28歳)
北側の外壁に断熱材を入れて+10万円
(当初の契約金額300万円)
以前から北側の壁の結露がひどかったんです。断熱材がないのが原因とわかり、入れてもらいました。(東京都・女性・39歳)
土台が腐っていて取り替え、防湿シートを敷き+20万円
(当初の契約金額925万円)
配管接続部から水漏れしていました。床下を検査したときに発見されたんです。リフォーム時に発見できてよかったです。土台を替えて、床下に珪藻土をまいたり、防湿シートも敷きました。(神奈川県・女性・40歳)
雨漏りを発見。下地補強と外壁補修・塗り替えで+180万円
(当初の契約金額540万円)
壁紙の張り替えのとき、内壁の奥が湿っていることがわかったんです。急遽、内壁に合板を張って対処。念のために外壁もひび割れを補修して、雨が入らないようにしてもらいました。(神奈川県・男性・31歳)

実施/平成18年9月
対象者/リフォーム経験者238人(内有効回答68件)
平均年齢/44歳
平均リフォーム費用/732万円
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